ポルトガル代表でも見てみたい巨人FWがプレミアで苦戦中 僅か3ゴールしか奪えぬ苦悩「ゴールや結果が伴っていない」
チームもリーグワースト2位の得点数と大苦戦
財務規定違反による勝ち点マイナス6の処分も影響しているが、現在プレミアリーグではエヴァートンが16位と苦しんでいる。 何とか降格圏は脱しているが、油断はできない。エヴァートン最大の問題は得点力で、ここまで29試合をこなして30ゴールしか奪えていない。これは最下位のシェフィールド・ユナイテッド(27ゴール)に次いでリーグワースト2位の数字だ。 もどかしい思いをしているのは、今季よりエヴァートンに加わったポルトガル人FWベトだ。 ベトはイタリアのウディネーゼからやってきた194cmの大型ストライカーで、セリエAでは2021-22シーズンに11ゴール、昨季は10ゴールを記録。2シーズン続けて二桁得点を達成したこともあり、セリエAではちょっとした注目を集めていたのだ。 しかし、今季エヴァートンではリーグ戦3ゴールに留まる。先日のボーンマス戦では終盤に一時同点となるゴールを決めたが、その直後に勝ち越し点を奪われて敗れてしまった。ベトもフラストレーションを溜めているようで、チーム全体で得点部分を何とかしたいと語る。 「勝ち点を掴みかけていたのに、それを逃してしまったことに本当に腹が立っている。僕たちはハードワークしているけど、ゴールや結果が伴っていない。十分な数のゴールを決めていないんだ。チャンスは作っているけど、得点できていない。それは明らかに試合の非常に重要な部分だ。チャンスをものにしなければ、試合に勝つことはできない」(エヴァートン公式より)。 ベトはウディネーゼ時代の活躍から、ポルトガル代表に選んでも面白いと言われた。194cmのサイズ、縦への推進力など現代のトレンドに合う大型ストライカーではあるのだが、エヴァートンでの今季はちょっと足踏みだ。
構成/ザ・ワールド編集部