突然の訃報に悲しみ広まる 欧州名門の追悼メッセージに見えた鳥山明氏の“偉大さ”「私たちに限界を乗り越える術を教えてくれた」
突然の訃報に対するショックは、日本のみならず、世界中に広まった。3月8日に漫画家の鳥山明氏が逝去。その一報は各国で大々的に報じられた。 【画像】ドラゴンボール愛に溢れる! ミランが投稿したオマージュ写真 数々の名作とともに、親しみのあるキャラクターを世に生み出した。『ドラゴンボール』をはじめ、『Dr.スランプ』など鳥山氏が手掛けた作品は、日本の子どもだけでなく、世界中の多くの人を楽しませ、何よりも創造性を生んだ。 とりわけ日本の漫画、アニメ文化の象徴とも言うべき『ドラゴンボール』の世界的な人気はいまなお健在だ。ゆえに鳥山氏の訃報は各界で悲しみの声が広まった。 サッカー界からはさまざまな哀悼の意が示された。フランスはリーグ・アンの名門パリ・サンジェルマンは、クラブの公式X(旧ツイッター)に「鳥山明さんは私たちに夢を与え、限界を乗り越える術を教えてくれた。パリ・サンジェルマンは彼の死を深く悼み、彼の家族、友人、ファンに敬意を表します」と投稿。ファンの気持ちを慮った。 また、イタリアはセリエAの名門ACミランも公式Xで「私たちも悟空のようなエネルギーを持って人生に取り組んでいく。その一分一秒が愛おしかった。鳥山先生、安らかに」と熱いメッセージを投稿し、鳥山氏への想いを記した。 一連の投稿には多くのサッカー・ファンも反応。パリ・サンジェルマンのツイートには「楽しい時間、良い思い出、子どもの頃を思い出す際には常にドラゴンボールがある」「鳥山先生に感謝をするために『元気玉』を作ろう」「鳥山さんには人生を変えてもらった。深い感謝しかない」というコメントが溢れた。 こうした世界的な反響も鳥山氏の“偉業”とも言える。そして、その影響力がいかに偉大なものであったかを再認識させられる瞬間でもあった。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]