米国の電話番号使い実行役に指示 居場所偽装か、首都圏連続強盗
首都圏で相次ぐ強盗事件で、指示役が実行役らに秘匿性の高い通信アプリで連絡する際、米国を示す国番号「1」の付いた電話番号を登録したアカウントを使っていたことが27日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁などの合同捜査本部は、米国にいるように装ったとみている。 捜査関係者によると、番号の市外局番にはカリフォルニアなど米国の複数の州が含まれていた。米国の電話番号はネットを通じ取得でき、米国で複数拠点を設けるのは難しいことから、指示役らは別の場所にいるとみられる。 合同捜査本部は、これまで逮捕した実行役らのスマホを100台以上押収。秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」の解析を進めていた。