元日本代表DF森岡隆三がトルシエ監督時代の“スパイク投げつけ事件”を回想!「ワーッて。『お前、早く帰れ』くらいな感じで」
「意図的に煽っていたのは、ありますね」
元日本代表DFの森岡隆三氏が、前園真聖氏のYouTubeチャンネル「おじさんだけど、遊んでもいいですか?」に出演。フィリップ・トルシエ氏について語った。 【動画】元日本代表DF森岡隆三がトルシエを語る! 森岡氏は1999年にトルシエ氏が指揮していた日本代表に選出されると、CBとして活躍し、2002年の日韓ワールドカップにも出場した。 一方、トルシエ氏は選手に過剰に厳しく接するなど、独特の指導法が話題になっていた。森岡氏はその手法が、意図的だったと説明する。 「あのエキセントリックな感じみたいなのも、本当に計算してやっていたというのも後に聞いた。アフリカ人に対するアプローチと日本人では真逆をやっていたと言っていたので。日本人には、もうとにかく『外(国)に出ていけ』と。『もっと自分を出せ』と。アフリカンには規律。勝手に個で行っちゃうから」 そのなかで、森岡氏が感情を爆発させたこともあったという。 「実際それに乗せられて、僕なんかしょっちゅう喧嘩していたし、そういうのを結構あの監督は好きだったから、そこに甘えて僕も言いたいことを言っていた時代はあったし、スパイクも投げたし」 守備練習の際に、森岡氏は負傷を抱えたまま参加。そのなかで、FWの選手からチャージを受けてピッチ上にうずくまってしまう。痛みのため、すぐに立ち上がれなった。 すると、トルシエ氏から「ワーっと言われて。『お前、早く(所属先の)清水に帰れ』くらいな感じで」と叱責されてしまう。怪我を伝えていたのもあり、納得ができなかった森岡氏は、思わずスパイクを叩きつけて帰ってしまう。 後になって反省した森岡氏だったが、トルシエ氏は直後に気にしない様子で話しかけてきたという。 自我を出すのが苦手な日本人に対するトルシエ氏のアプローチ。森岡氏は「意図的に煽っていたのは、ありますね」と振り返る。 結果として、トルシエ・ジャパンで中田英寿氏、小野伸二氏、稲本潤一らヨーロッパのクラブで活躍する選手が育った。日本は、1999年のワールドユース(現・U-20ワールドカップ)で準優勝、2000年にはシドニー五輪でベスト8、アジアカップでは優勝、2001年のコンフェデレーションズカップで準優勝、2002年の日韓ワールドカップでは決勝トーナメント進出という結果を残した。 森岡氏は、「あの時代なので、成果としては、ちょっとえげつないですけどね」と感嘆した。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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