ドラマ「磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~」主演! 杉野遥亮さんインタビュー
数々の話題作へ出演し、作品ごとに様々な表情を見せる俳優・杉野遥亮さん。ドラマ「磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~」で武士校生・磯部磯兵衛を演じた杉野さんに、磯兵衛の魅力やドラマの見どころを聞きました。 杉野遥亮さんインタビューショット【WEB限定アザーカットあり】
素敵だなって思うのは外見よりも内面に惹かれたとき
■自分のよいところと悪いところを書き出して、自己分析するのが楽しい 数々の話題作へ出演し、作品ごとに様々な表情を見せる俳優・杉野遥亮さん。端正なルックスとは裏腹に、放つ言葉一つひとつから実直さが伝わり、少しも気取ったところがない。自然体な杉野さんにご自身について尋ねると“オフはミニマム”と答えてくれた。 「仕事でたくさんの方々と素敵なご縁をいただいて、俳優業をしていますが、日常は“深く狭く”なタイプです。自分が落ち込んだときに話を聞いてほしい友人は決まっています。人生で会うべき人の数は決まっていると思っていて、そういう相手は出会ったときにわかる気がするんです。僕、岡本太郎さんの『ぶつかり合うことが調和なのだ』という言葉が好きなせいか、信頼関係を築く上で意見をぶつけ合えることがすごく重要なんです。ぶつかって、受け入れて、時に謝って。信頼するもされるも素直な気持ちを言葉にできてこそですし、完璧な人なんていないと思いますから。と言いながら、気づいたら完璧を目指して、自己否定してしまうこともあります。紙に書き出して自己分析してみても、まだまだ自分をわかっていない部分が多いです。いろんな感情を受け入れながら、どんなときだって今の自分をいいと思えたらいいですね」 ドラマ「磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~」では、どうしたら楽してかっこいい侍になれるのか。サボることばかりに一生懸命な夢見る武士校生・磯部磯兵衛を演じた杉野遥亮さんに、磯兵衛の魅力を聞くと。 「クランクイン前は、浮世絵漫画の実写化ということで、磯兵衛というキャラクターを演じる上での難しさを感じていました。イメージがつかめずセリフもなかなか頭に入ってこないこともありました。現場で監督とともに磯兵衛に向き合って役作りをした経験は、俳優として芝居との向き合い方を見つめ直すきっかけにもなりました。磯兵衛は平和な江戸時代だから生まれたスターで、自分の自由を追求する姿はうらやましさも感じます。親友や母、周りに恵まれた愛すべき性格です。僕との共通点は、マイペースなところだと思います。絶妙な笑いや間、ふとした表情から人の馬鹿馬鹿しさや趣深さを丁寧に描いている作品なので、色々な楽しみ方をしていただけると思います」 杉野遥亮 すぎの ようすけ●1995年9月18日生まれ、千葉県出身。2017年の映画『キセキ-あの日のソビト-』で俳優デビュー以来、数々のドラマや映画に出演。2021年「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」で注目を集める。話題作「どうする家康」「罠の戦争」「ばらかもん」へ出演。現在、映画『風の奏の君へ』に出演中、7月には主演ドラマ「マウンテンドクター」が控える。 ニット¥149600、パンツ¥116600/マルニ ジャパン クライアントサービス(マルニ) 撮影/nae.jay ヘア&メイク/KOTARO スタイリスト/伊藤省吾〈sitor〉 取材・原文/木村真悠子 ※BAILA2024年8・9月合併号掲載
連続ドラマW-30「磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~」
出演/杉野遥亮、鈴木福、檀れい ほか 脚本・監督/細川徹 WOWOWプライムにて7月12日(金)スタート 毎週金曜日午後11時放送・配信(第1話無料)