年次改良で操縦安定性や乗り心地向上! 「レクサスNX」シリーズは“ドライブ好きの大人”向けのクルマ
市街地で使うのにほどよいボディサイズのレクサスNXシリーズ。プレスティッジ感と迫力もあって、路上で見かけることが多い。2024年2月29日に改良が施されたのを機に、元気のいい走りの「NX350 F Sport」の最新版に乗りました。びしっとしたドライブフィールが持ち味です。 【後席はこんな感じです】 クルマメーカーは、往々にして年次改良を行います。大々的にいう場合もあれば、こっそりと、という場合も。“あれ、このクルマ、前よりいいかんじ!”と驚くことも。レクサスも「Always On」として、既発のモデルにおいても「LEXUSならではの走りの味“Lexus Driving Signature””をさらに深化させることを目指して」改良を重ねています。 今回の改良は、ボディ剛性をさらに強化したことをはじめ、足回りにチューニングを施し、操縦安定性と乗り心地を向上させたとうたわれています。同時に、「エンジンノイズ低減や、ドライバビリティの向上により、気持ちの良いドライビングフィールと静粛性の向上を実現しています」とのこと。
改良で操縦安定性や乗り心地を向上
NXというと、ほかのSUVの例にもれず、ハイブリッドが印象的ですが、エンジン車が2モデル用意されています。2487cc4気筒ノンターボの「NX250」と、2393cc4気筒ターボの「NX350 F Sport」。後者はとくに、昔からの(?)クルマ好きにアピールする楽しさが身上です。 ドライバーがクルマとの一体感を感じる、気持ちの良い走りを追求し、スムーズな発進やアクセル操作に対するリニアな車速コントロールの実現がめざされたとされる、最新のNX350 F Sport。 そもそも、これまでの改良でハンドリングにおけるしっかり感がかなり高くなっている印象でした。最新モデルは、アクセルペダルに足を載せただけで、すーっと気持ちよく、また、ちょっと強めに踏み込んでみると、今度はどんっと鋭い加速を味わわせてくれます。 ハンドルの剛性感と、切り込んだときのダイレクト感も、SUVのSはスポーツの略だったと思い出させてくれるもの。F Sportだけあって、足まわりはビシッと締め上げられています。カーブを曲がるときの車体のロールは少なく、ドライブしている私とクルマとの一体感がしっかりあります。