釣りを楽しむ家族連れら＝須磨海づり公園

　来月１日のリニューアルオープンを前に、神戸市立須磨海づり公園（同市須磨区一ノ谷町５）で２７日、プレオープンイベントが開かれた。６年間の休園を経て、待ちに待った釣り好き約１５０人が参加。それぞれ「大物」を狙って釣りを楽しんだ。 【写真】休園から6年、食事や買い物楽しめるレジャー施設に 　同公園は１９７６年に開設。２０１８年の台風で大きな被害を受けて休園を余儀なくされ、市が再開に向けて復旧を進めてきた。 　損害の大きかった沖側の釣り場は海底に沈めて魚礁として活用し、陸側の釣り場を補修。柵を約６０センチ高くしたほか、足元の照明をＬＥＤ化して安全性を向上させた。また、地元の魚介類を使った海鮮丼などを提供する飲食店も新たにオープンした。 　イベントには、抽選で選ばれた市内の家族連れらが招待された。思い思いのポイントで仕掛けを投げ入れ、ベラやスズメダイ、ガシラといった魚を次々と釣り上げていた。 　同市西区の会社員男性（２８）は「潮の流れが良く魅力的な釣り場だと思う。ここまで沖に出て釣れる場所はこのあたりにはないので、これからも頻繁に来たい」と話していた。（小森有喜）