ユーロ圏の銀行、量的引き締めでも適応ーシュナーベルECB理事
(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)の量的引き締めに伴い、ユーロ圏の金融機関は今後、より頻繁にECBに資金調達を頼るようになる可能性が高いと、ECBのシュナーベル理事が述べた。
シュナーベル氏はフランクフルトでのスピーチで、ユーロ圏には現時点でも「十分な」水準の過剰流動性があるとした上で、量的引き締めが「着実かつ予測可能」な形で継続されていく中で、状況は変化すると述べた。
また、「準備金の水準が低下する環境に銀行は適応し始めている。銀行はECBの標準的な資金供給オペを通じた資金調達を増やしており、過剰流動性がさらに縮小する際にも適応していくとみられる」と述べた。
原題:ECB’s Schnabel Sees Banks Tapping Refinancing Operations More(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Jana Randow