「夫婦楠」大しめ縄の張り替え 尾鷲神社、氏子ら100人が迎春準備 三重
【尾鷲】初詣客を迎え入れる新年を前に、三重県尾鷲市北浦町の尾鷲神社で22日、推定樹齢千年を超える県天然記念物「夫婦楠」の大しめ縄の張り替えがあり、境内に集まった氏子ら約100人が迎春の準備にいそしんだ。 大しめ縄は約1週間前から氏子らで、市内の田で収穫した稲わらを編んで2本を作製。この日は神事を終えると、氏子らが夫婦楠に全長19メートルのしめ縄を渡し、拝殿裏のご神木に全長9・8メートルのしめ縄を取り付けた。 ちょうちんや十二支の絵馬など正月飾りの設置も終え、尾鷲氏子総代会の仲敦司会長(81)は「毎年多くの氏子の協力を得て完成している。多くの方に来ていただき、初詣で気持ちよく参拝してもらえれば」と話した。