菊池雄星、アストロズへのトレード移籍が正式決定 2年ぶりワールドシリーズ制覇へ、球団初の日本人投手誕生
◆ アストロズが菊池雄星をトレード獲得 現地時間29日、ヒューストン・アストロズがトロント・ブルージェイズとのトレードにより菊池雄星投手(33)を獲得したことを発表。日本人選手の所属は松井稼頭央、青木宣親に続いて3人目。球団史上初の日本人投手獲得となった。 菊池は2019年にマリナーズでMLBデビューを果たし、2022年から3年契約でブルージェイズに加入。昨季は年間通して先発ローテーションを守り、11勝6敗、防御率3.86、181奪三振とキャリアハイの成績をマークした。 契約最終年の今季は開幕から22試合に先発して4勝9敗、防御率4.75、115回2/3を投げて130奪三振という成績。トロントでの最終登板となった現地時間26日のレンジャーズ戦は5回途中5失点の投球で勝敗付かず。シーズン序盤は防御率2点台を維持するも、6月、7月はともに月間防御率6点超えと低迷。同6月11日の登板を最後に、直近8試合で白星から遠ざかっている。 地区3連覇中のアストロズは最大12あった借金を返し、後半戦開幕からアメリカン・リーグ西地区の首位に浮上。現在55勝51敗で地区2位マリナーズとゲーム差なし。2022年にはシーズン二桁勝利の投手を5人輩出するも、うち3人がトミー・ジョン手術により長期離脱中。6月中旬からはジャスティン・バーランダーも負傷者リストに入っており、2年ぶりのワールドシリーズ制覇に向けて先発陣補強に動いた。 アストロズは今季終了時まで菊池を保有することが可能。対価として今季デビューのジョーイ・ロペルフィド外野手、球団内9位有望株のジェーク・ブロス投手、同13位のウィル・ワグナー内野手の3選手をブルージェイズに放出した。
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