アルカラスがシナーとの新世代ライバル対決に3連勝で大会初優勝「本当に接戦だった」 [チャイナ・オープン/テニス]
アルカラスがシナーとの新世代ライバル対決に3連勝で大会初優勝「本当に接戦だった」 [チャイナ・オープン/テニス]
ATPツアー公式戦「チャイナ・オープン」(ATP500/中国・北京/9月26日~10月2日/賞金総額389万1650ドル/ハードコート)の男子シングルス決勝で、第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第1シードのヤニク・シナー(イタリア)に7-6(6) 4-6 7-6(3)で競り勝ち大会初優勝を飾った。 ~チャイナ・オープンで大会初優勝を飾ったアルカラス選手~ 21歳のアルカラスがツアーレベルでタイトルを獲得したのは、7月のウインブルドン以来で通算16回目(準優勝5回)となる。 競り合いの末にセットを分け合ったあと第3セット4-1から4-4に追いつかれたアルカラスはもつれ込んだタイブレークで1-3とリードを許したが、そこから最後の6ポイントを連取して3時間21分で勝利をもぎ取った。 ふたりはこれが10度目(ツアーレベル)の対決だったが、シナーは今季は3連敗を喫して戦績はアルカラスの6勝4敗となった。前年の同大会では準決勝で顔を合わせ、シナーが7-6(4) 6-1で勝っていた。 「2人とも2セットで勝つこともあり得たし、彼(シナー)が3セットで勝つ可能性もあった。本当に接戦だった」とアルカラスは激闘を振り返った。 「少なくとも僕の意見では、ヤニクは世界最高の選手だということをふたたび証明した。彼のプレーレベルは信じられないほどで、本当に質が高かった。ショット、フィジカル、メンタル、すべてにおいて彼は野獣だ」 先に行われたダブルス決勝では、第1シードのシモーネ・ボレッリ/アンドレア・ババッソーリ(ともにイタリア)が第3シードのハリ・ヘリオバーラ(フィンランド)/ヘンリー・パッテン(イギリス)を4-6 6-3 [10-5]で倒して今季3勝目を挙げた。
テニスマガジン編集部