防犯カメラに映った“美容室窃盗”犯行の一部始終 犯行に関与か 男2人を逮捕・起訴 “トクリュウ”による犯行?
防犯カメラが捉えた窃盗事件の一部始終です。 事件があったのは長野市内の美容室ですが、この事件に関与したとみられる男が新潟県内で逮捕されていたことが分かりました。 【画像】防犯カメラが捉えた犯行の一部始終 「ガシャーン」と大きな音とともに店舗に侵入した一人の男。10月4日、長野市内の美容室に設置された防犯カメラの映像です。時刻は午前2時すぎ。男は、懐中電灯を片手に店内を物色します。 美容室の男性 「ここにレジと金庫がちょうどあって、そこのところを多分、あさっているんだと思います」 被害に遭った美容室の男性が状況を語りました。 美容室の男性 「ガラスのドアを小さく割って、そこから鍵の施錠をとって侵入している形ですかね」 「レジも壊されて空っぽになっている状態という感じ」 カウンターの引き出しから取り出したのはレジの鍵。レジを開け、現金をバッグの中に入れているようにみえます。 美容室の男性 「他にどこかに隠してあるんじゃないかと思っていると思うので、店内のバックルームから、フロアから1周いろんなところに行って…」 店内を物色し、その後「何で?どこにいるの?」と誰かと話している様子が。外には見張り役がいたようです。 男は、侵入から8分ほどで立ち去り、レジや金庫の中にあった現金およそ20万円が盗まれていました。この日の夜、長野市にある複数の美容室が被害に遭っていました。 この事件に関わったとみられる男2人が、10日までに新潟県警に逮捕されていたことが分かりました。 建造物侵入と窃盗の罪で逮捕・起訴されたのは、住所不定の無職・三塚大魁被告(29)と茨城県水戸市の建設作業員・大内翔理被告(22)です。 2人は10月3日、長野市内の美容室4店舗に相次いで侵入し、合わせて現金およそ51万円などを盗んだ疑いで逮捕され、その後、一部の容疑を除いて起訴されました。 三塚被告は9月、金を盗む目的で上越市の美容室に侵入したとして窃盗未遂の疑いで逮捕されていました。警察は、捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。
2人は知人の間柄でしたが、他にも共犯者がいるとみられていて、警察は『匿名・流動型犯罪グループ』=いわゆる“トクリュウ”による犯行とみています。 美容室を狙った同様の犯行は、上越署管内と柏崎署管内で複数起きていて、警察は、余罪についても調べています。
新潟放送