明石商が接戦制す 中森最速150キロ 桐生第一は終盤の追い上げ及ばず 交流試合
◇20年甲子園高校野球交流試合 ○明石商3―2桐生第一●(16日・甲子園) 明石商が接戦を制した。先発・中森は最速150キロの直球や変化球で的を絞らせず、5安打2失点で完投。打線は六回2死二、三塁から井上の左前2点適時打で先制し、八回は代打・山口の右前適時打で加点した。 【明石商中森vs桐生第一打線】「特別な夏」の熱闘を写真特集で 宮下、蓼原の継投策を取った桐生第一は、七回は星野、九回は川端の適時打で1点差に迫ったが及ばなかった。 ◇明石商・狭間善徳監督 粘り強く戦ってくれた。中森はバテた。肘が下がって球もシュート回転し、やっぱり(新型コロナによるブランクの)2カ月は大きい。しっかり試合を作ってくれたのは、経験値があったから。 ◇明石商・来田涼斗主将 相手投手とタイミングが合わず、上体が前に突っ込んでしまった。試合はチーム全体でカバーしながら勝てたので、とても良かった。個人としては次のステージでレベルを上げたい。 ◇桐生第一・今泉壮介監督 (相手先発の)中森投手は直球、変化球ともに素晴らしく想像以上だった。低めは捨て、浮いてきたところを打つように指示したが、低めの変化球を振らされてしまっていた。