首位独走! ソフトバンクの今季新戦力の活躍度は?ルーキー3人が一軍登板中
プロ野球が開幕してから、約2カ月が経とうとしている。各球団ともにドラフトで獲得した選手や新外国人、あるいは移籍で加わった新戦力たちが結果を残しつつあるが、ソフトバンクは打撃部門で大きな新戦力を得て、パ・リーグ首位を独走している。 【一覧】キャンプは二軍スタートでも…ソフトバンク「次世代を担う10人」! 21日現在で28勝10敗2分けの貯金18で、2位の日本ハムとは6ゲーム差。首位から最下位までは5ゲーム差の混戦セ・リーグ以上に、ゲーム差をつけて首位を独走している。 自らの不祥事により西武から公式戦無期限出場停止処分となり、その後FAで今シーズンからソフトバンクに加入した山川 穂高内野手(中部商出身)が、新4番として結果を残している。柳田 悠岐外野手(広島商出身)と、近藤 健介外野手(横浜高出身)と強力なクリーンアップを形成。本塁打と打点の両部門でリーグトップを走っている。 山川の加入によって得点力は大きく上がり、40試合で183得点は12球団トップ。パ・リーグでは2位楽天の135得点に48点差をつけている。21日の楽天戦では21得点を挙げる猛攻もあった。山川は全40試合4番に座り続け、打線に欠かせない存在となっている。 一方で巨人から交換トレードで加入したウォーカー外野手は、20試合の出場で打率.169(65打数11安打)、1本塁打と低迷。4月末に2軍降格となり、その後は1軍から声がかかっていない。2軍でも、ここまで11試合の出場で打率.214(42打数9安打)、1本塁打と苦しみ、山川とは明暗がくっきりと分かれた。 投手では現役ドラフトで加入した長谷川 威展投手(花咲徳栄出身)が、4月4日に1軍登録されると、ここまで1度も登録抹消されることなく、中継ぎとして7試合に登板。3勝0敗、1ホールド、防御率0.00と結果を出している。 ルーキーではドラフト2位の岩井 俊介投手(京都翔英出身)、同4位の村田 賢一投手(春日部共栄出身)、同5位の澤柳 亮太郎投手(明学東村山出身)の3人がすでに1軍デビューを果たした。岩井は3試合で防御率0.00、村田は1試合で防御率18.00、澤柳は3試合で防御率3.86の結果を残している。 ※数字は2024年5月21日現在