箕輪町で不用食器回収 地域に呼びかけ、「リサイクル陶器」に再活用
「不用食器回収&もったいない市」が12月8日、箕輪町役場の駐車場で初開催された。(伊那経済新聞) 【写真】和洋さまざまな食器がもったいない市に並んだ 食器のリサイクル・リユースを促しゴミ削減を目的に企画した同イベント。主催した「箕輪町食器リサイクルの会」の代表桑澤晴美さんは、駒ケ根市の食器リサイクル団体のボランティアに参加したことをきっかけに、今年7月に「箕輪町食器リサイクルの会」を発足。「40人ほどいる会員と今回のイベントに向け講師を招き、食器の種類や引き取りできる食器とできない食器の見分け方など、勉強を重ね準備を進めてきた」と話す。 イベント当日は、ボランティアや箕輪中学校の3年生を含む約90人が参加。約300世帯の食器を回収し、食器の種類や状態を確認し選別した。リサイクルする食器は岐阜県土岐市の工場へ運び、粉砕・加工され新たな「リサイクル陶器」として生まれ変わる。回収された食器の中で状態が良くリユースできる食器は、同時開催の「もったいない市」で来場者に無料配布した。 「箕輪町食器リサイクルの会」副会長の宮下展子さんは「箕輪町の八乙女にあるゴミ処理場もあと30年でゴミがいっぱいになることが分かっている。食器は土に還らず残ってしまう。少しでもリサイクルして再利用できたら。今後は年に1回のペースで開催予定」と話す。
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