「長距離砲の呪縛」と決別? 打撃改造の秋広優人に「V奪回の救世主」期待が
「強力な若手が出てきてくれるといいのですが」
結果を残しても、チームが勝たなければ喜べない。だが、首位の広島もDeNAに2連敗し、0.5ゲーム差のまま離されていないことが救いだ。球団OBの小笠原道大氏は週刊ベースボールのコラムで、今後のセ・リーグの優勝争いについて以下のように言及している。 「リーグ優勝、CSと勝ち進むには、これまでの試合で行ってきたことを変わらず確実に行い、もう一度しっかりと目の前の試合に集中することが大切です。優勝を求めて計算しながら戦うと、いつもとは違った野球、プレーになりがちです。いつもどおりのプレーをいつもどおりに行えるチームに、分があると思います」 「巨人に関しては、先発陣がだいぶ頑張れるようになってきましたが、まだ不安要素も多いですね。キャッチャー、ショートをどう回していくか。また、全体的に若い選手が多いので、経験不足から大事な局面で浮足立つかもしれません。エリエ・ヘルナンデス選手の穴を含め、丸佳浩選手、岡本和真選手、坂本勇人選手と二塁に定着した吉川尚輝選手がやっていくしかないですね。浅野翔吾選手には、このまま行けるところまでなんとか頑張ってもらう。その間にもう1枚、強力な若手が出てきてくれるといいのですが」 ファームで切磋琢磨していた浅野は8月12日に一軍昇格すると、月間打率.348、3本塁打、11打点の活躍で起爆剤になった。浅野に続き、秋広も救世主になれるか。昨年の輝きを取り戻すのではなく、生まれ変わった姿で存在価値を証明したい。 写真=BBM
週刊ベースボール