超満員だったのは? Jリーグ収容率ランキング26位。怒涛の連勝で大盛り上がり!? 最後の最後で94%も
2024シーズンの明治安田生命Jリーグは全日程を終えた。スタジアムの盛り上がりを知る上で観客動員数は重要な指標だが、収容可能人数に対してどのくらい埋まったかというのも大事だ。スタジアムを満員にしたのはどのクラブか。今回は、2024シーズンにおけるJ1からJ3までの各クラブのリーグ戦収容率を計算。スタジアムを熱気で満たしたクラブを、ランキング形式で順位ごとに紹介する。
26位:モンテディオ山形 本拠地:NDソフトスタジアム山形(20,638人収容) 平均入場者数:10,265人 平均収容率:49.7% 今季、モンテディオ山形の平均入場者数は10,265人となった。10,000人台を超えたのはJ1時代の2015年以来であり、安定した集客を見せたことがわかる。約20,000人収容可能なNDソフトスタジアム山形の平均収容率は49.7%となっている。 観客数のデータを見てみると、7月までの収容率はそれほど良いものではなかった。第21節のベガルタ仙台との“みちのくダービー”でこそ16,607人(収容率80.5%)を記録したものの、それ以外の試合では収容率40%前後に落ち着くことがほとんどだった。 しかし、シーズン終盤戦、怒涛の追い上げがサポーターにも火をつけたようだ。 山形は第30節・大分トリニータ戦から怒涛の9連勝をマーク。一時は不可能かと思われたJ1昇格プレーオフ出場権獲得が近づいてきたことでスタジアムにも熱気が戻ったようで、ホームラスト4試合はいずれも観客数が10,000人を超えている。とくにホーム最終戦、J1昇格プレーオフ出場がかかったジェフユナイテッド千葉戦は、今季最多となる19,316人ものファンが集まっている。収容率は驚異の93.6%だ。 そんな山形だが、クラブは新スタジアムの建設に着手している。2028年の夏ごろに開業を目指す新スタジアムの収容人数は15,000人程度となる見込みで、陸上競技場を使用している現在よりも臨場感のある観戦が期待される。 それまでに、サポーターの熱を冷まさないことも重要だ。
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