日本の学者ら、交通部訪問 配車サービス「ウーバー」への理解深める/台湾
(台北中央社)交通部(交通省)は26日、関西大学の安部誠治名誉教授や日本のタクシー会社の関係者らの訪問を受けたと発表した。安部氏らは王国材(おうこくざい)交通部長(交通相)と面会した他、配車サービス、ウーバーが2019年に合法化されるまでの状況などに関して理解を深めたとしている。 同部によると、安部氏らは現在のタクシーに関する管理制度やウーバーとタクシーの競合問題への対応などについて説明を受けたという。当時政務次長だった王氏がおそよ50回の話し合いの場を設けたことや、ウーバーに対して行った指導などについても言及があったとしている。 台湾ではインターネットを通じてタクシーを呼べ、電子マネーでの支払いができるマルチタクシーの導入が進む。同部は報道資料を通じ、ウーバーのドライバーを対象に行ったマルチタクシー導入指導が国内タクシー産業のハイテク化をもたらし、環境とサービスの質を向上させたと強調した。 同部よれば、タクシー総数9万1875台のうち、マルチタクシーは約29%の2万6830台あり、ウーバーのマルチタクシーは約1万6千台に達しているという。 (余暁涵/編集:齊藤啓介)