静岡学園、大会初先発の加藤佑基がGK抜き去って先制ゴール「絶対にやってやるって気持ちはあった」【高校サッカー】
◇2日 サッカー 第103回全国高校選手権3回戦 静岡学園(静岡)2―0高川学園(山口)=浦和駒場スタジアム 総合力で最後は上回った。2点を取った静岡学園が高川学園をゼロ封。大会初先発したMF加藤佑基(3年)が先制すると、後半終了間際にMF篠塚怜音(2年)の3戦連発ゴールで突き放し、3大会ぶりの8強入りを決めた。 均衡が破れたのは後半4分。左サイドを駆け上がった加藤が相手DFを抜くと、前に飛び出したGKも抜き去って無人のゴールへ流し込んだ。「これまでスタメンではなかったけど、絶対にやってやるって気持ちはあった」。後半33分には自ら得たPKを外したが、休むことなくピッチを走り回り勝利に貢献した。 とどめは同35分。鵜沢浬(かいり、3年)から受けたパスを篠塚が右足で蹴り込み試合を決めた。 ベスト4を懸けた東福岡との戦いは2日後。川口修監督は「守備堅いですね。だけどそれをこじ開け、きょうも選手に言ったけどフィジカル対テクニックの勝負になると思う。そこを上回りたい」と次戦を見据えた。
中日スポーツ