ドイツの刃物襲撃、15歳を拘束 イベントで3人死亡、男逃走
【ベルリン共同】ドイツ西部ゾーリンゲンで開かれたイベントで23日夜、男が来場者らを刃物で襲い、警察によると3人が死亡、8人が負傷した。無差別に襲ったとみられる。男は逃走し、警察が捜索を続けている。また警察は24日、事件の関連で15歳の少年を拘束したと発表した。 【写真】刃物による殺傷事件が起きた現場を封鎖する警察官ら ドイツ西部ゾーリンゲン
検察は「テロを動機とした犯行の疑いを排除せずに捜査する」としている。 地元メディアの報道によると、事件は市中心部の広場で市制650周年を祝う「多様性の祭典」と題したイベントが開かれている中で起きた。広場には数千人が集まり、突然の襲撃で現場はパニック状態になったという。 警察は実行犯は1人だとみており、中心部を封鎖し、特殊部隊を投入するなどして大規模な捜索を実施している。 報道によると、少年と男が現場で襲撃の計画について話していたとの目撃情報がある。警察は、計画を通報しなかった疑いで少年を拘束した。死亡した3人の身元は明らかになっていない。 現地の日本総領事館によると日本人が巻き込まれたとの情報はない。