7日に町制施行70周年記念式典 全町避難の福島県大熊町
福島県大熊町は1日で町制施行70周年を迎えた。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故による全町避難を乗り越え、復興の歩みを進めている。町は7日、節目を祝う記念式典を行う。 町は1954(昭和29)年11月1日、旧大野村と旧熊町村が合併して誕生した。福島第1原発が立地している。原発事故に伴い全町避難となり、役場機能を一時、会津若松市に移した。2019(平成31)年に大川原地区と中屋敷地区の避難指示が解除され、役場の本庁舎機能を町に戻した。 2022(令和4)年6月には特定復興再生拠点区域(復興拠点)の避難指示が解かれ、現在はJR大野駅西側で新たなまちづくりが本格化している。 記念式典では町の歴史を振り返り、町の発展に貢献した関係者を表彰する。清水寺(京都市)の森清範貫主による講演も行われる。