「対応が大変だった」放り投げた状態で園児ケガ 村立こども園で虐待に該当する不適切な保育【六ヶ所村長コメント全文】
RAB青森放送
六ヶ所村は村が設置する千歳平こども園(指定管理者社会福祉法人長崎福祉会)において、勤務していた保育教諭による身体的虐待に該当する不適切な保育があったと発表しました。 村によりますと今年11月18日午後0時15分ごろ、眠れずに落ち着かなかった園児を廊下で落ち着かせようとした担任保育教諭が、廊下に出る引き戸手前で園児を「乱暴に敷布団に落として」引き戸を開けた後、再度抱きかかえ、廊下に座らせようとした際、「放り投げた状態」となり、園児が顎を床にぶつけけがをしたということです。 またその際保護者に対して園側から、「園児が遊んで、滑って、けがをした」と事実とは異なる虚偽の説明が行われていたということです。 11月20日に千歳平こども園から村こども支援課に対し相談があり、翌日から村による調査を実施した結果、担任保育教諭が身体的虐待に該当する不適切な保育を行ったと判断しました。 園児の保護者に経緯などを説明し謝罪したほか、保護者説明会で在園児の保護者にも説明と謝罪をしたということです。 担任保育教諭は村の調べに対し「寝ないでいる子の対応が大変だった」と話し、保護者説明会でも「不適切な行動で子どもにけがをさせ申し訳なかった」と謝罪したということです。 再発防止に向け ①職員に対する不適切保育防止の再教育と指導体制の強化 ②虐待防止に係る研修の実施 ③見守り体制の強化 ④事故発生時の速やかな対応や村への連絡体制の構築 ⑤防犯カメラの運用に取り組むとしています。 また、こども園の全職員19人に対するヒアリングの結果、現状において当該事案以外の不適切保育は確認されなかったということです。 戸田衛村長のコメントは以下の通りです。 「園を信頼してお子様を託して頂きながら、このような事案が生じたことの重大性を重く受け止め、園全体の問題として、今後職員の意識の改革を図り、再発防止と保育の改善、信頼回復に努めて参ります。 今回身体的虐待に該当する不適切な保育をうけたお子様と保護者様、園を利用する園児の皆様、保護者の皆様、村民の皆様に深くお詫び申し上げます。 この度は誠に申し訳ございませんでした。」
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