延岡の生花店「アトリエマキ」が移転 「より花の魅力を伝える店に」
延岡のフラワーショップ「Atelier Maki(アトリエマキ)」が12月1日、野地町から瀬之口町に移転オープンした。(日向経済新聞) 【写真】客の好みや希望を聞いて、花をアレンジする山下麻岐さん 店主でフローリストの山下麻岐さん。延岡の高校を卒業後、福岡県の花の専門学校に進学し、在学中からヒルトン福岡シーホークホテルの専属フローリストとして経験を積んだ。その後、延岡に戻り、ウエディング衣装のコーディネーターとして働いた後、2012(平成24)年にフローリストとして独立。野地町で予約制のアトリエを営業していたが、今回移転し、生花、ドライフラワー、造花などを予約なしで販売する店を開いた。 山下さんは「独立後、結婚、妊娠、出産を経て、いろいろな場所で店を経営してきたが、その度に課題にぶつかった。今回は夢に見ていた街なかの路面店で、いつでも誰でも店に来てもらえる。まだ開店から1週間だが、たまたま店の前を通りかかったおばあちゃんが花を買ってくれたり、お客さまが花を抱えて駐車場まで歩いて帰ったりするのを見るのがとてもうれしい」と話す。 「日常的に生花を仕入れることにしたのは、今後、花を作ってくれる農家がいなくなってしまうのではと思ったから。微々たる力だが、生花業界を経済的に回していきたい。花き農家のほか、資材メーカーや配送業者の方など、いろいろな方が大変な思いをしているのだから、売る責任がある。私がアンカーとして今までより、もっと花の魅力を伝えていきたい」とも。 営業時間は11時~17時。月曜と第1・3日曜定休。
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