ワン・イーボー主演『熱烈』本作に込めた思いを語る監督のコメント到着 新たな場面写真&メイキングカットも公開
9月6日(金) に公開される映画『熱烈』の新たな場面写真とメイキングカット、そして監督を務めたダー・ポン(大鵬)のコメントが公開された。 【全ての画像】『熱烈』メイキングカット 本作は、ブレイキン全国大会でトップを目指すひたむきな青年が、挫折しながらも夢に向かって突き進む青春感動物語。トニー・レオンとダブル主演した『無名』(5月3日公開)、6月28日(金) に公開された『ボーン・トゥ・フライ』と、出演した3作品が今年連続で公開されるワン・イーボーが主演を務める。 今年、中国スポーツ映画史上トップの成績を塗り替え、同年夏公開の青春映画のトップの興行収入となった本作。脚本・監督を務めたダー・ポン監督は、『無名』では、トニー・レオン演じる汪兆銘政権の政治保衛部主任フーの上司タンを演じてイーボーと共演している。 ダー・ポン監督は、「ヒップホップは中国国内では比較的ニッチで、アンダーグラウンドな文化とも言えます。ブレイキンはパリオリンピックや杭州アジア競技大会の種目として採用されましたが、ヒップホップにはあまりにも多くの偏見がありました」と、アメリカのストリート発祥のブレイキンは、またまだ世の中に正しく認知されていないと指摘する。 「映画を通じてストリートダンスへの偏見を正し、ダンサーたちに声を届けたい」と考えたダー・ポン監督。その過程で生まれたのが、ワン・イーボーが演じる主人公陳爍(チェン・シュオ)だ。「多くの人にとって夢は実現するのが難しいものですが、だからこそ情熱を持って走ることは感動的で価値のあることなのです」と、ブレイキンでトップを目指すひたむきな青年の姿を通して、夢見ることの素晴らしさとブレイキンの魅力を説く。 2018年に、ダー・ポン監督は、脚本、主演もつとめた『シティ・オブ・ロック』で来日。漫画『SLAM DUNK』に刺激されてバスケを始めた過去を明かし、「いつかスポーツと関係のあるテーマを映画にしたい」と語っていた。今作の熱いダンスバトルを描くために「世界中のストリートダンスのジャンルの映画を全て観ました。今私は、『熱烈』は世界一のストリートダンス映画のひとつだと胸を張って言えます」と、臨場感にあふれる圧巻のダンスシーンを生み出した。 併せて公開された場面写真は、本編冒頭のチーム対決のダンスバトルに登場した11人のダンスシーン。メンバーの半数がジャンプを決め、残りのメンバーがフロアに手を添えて次のアクションを待つ。その瞬間を切り取った劇的な一枚だ。 メイキングカットは、メイク直し中のワン・イーボーとその肩に手をかけて声をかけるダー・ポン監督、そしてクライマックスの大会シーンを前にディン・レイコーチを演じるホアン・ボーに語り掛けるダー・ポン監督の姿をとらえた2枚。撮影中に3度も髪色を変え、気合を込めて挑んだというダー・ポン監督の熱気が伝わってくるメイキングカットとなっている。 <作品情報> 『熱烈』 9月6日(金) 公開