ヒョンデに続いて韓国のKIAも日本に上陸! どんなクルマが揃っているのかチェックしたらデザインも中身も結構ヤバい!!
日本上陸も決まった隣国の一大メーカー
近くて遠い国などといわれる韓国ですが、クルマ好きにとってもKIA(起亜自動車)は知ってるようで知らないブランドかもしれません。同国を代表するようなメーカーで、じつは北米はもとより、ヨーロッパでもグイグイと存在感を増しているのです。 【写真】イケてる車種多し! KIAの乗用車たち(全39枚) 2026年には商用EVバンの日本上陸が決定されたいまこそ、KIAをチェックしておくのにちょうどいいタイミングかと。攻めたスタイリングのセダンから、得意のハイブリッドSUVまで巧みにマーケットをキャッチアップしたラインアップは、知らない間に大人びていた幼なじみかのように新鮮です。
EV9
KIAが作るフル電動SUVのトップエンドモデルで、同社のラインアップでも最高価格(5万4900ドル)となっています。EV専用モデルの2番目となり、おそらくはプラットフォームを共有してハッチバックやクロスオーバーを含む15車種まで展開予定だとか。 全長5010mm、ホイールベース3100mmと、同社のフルサイズSUV「テルライド」よりも全長に勝り、99.8kWhの800Vバッテリーは1回の充電で最大540kmを誇り、急速充電ならば15分間で238km分の航続距離を確保。どうやら、パフォーマンスもまたグローバルでの競争力に優れているといえるでしょう。 ユニークなのは、購入後の課金(ダウンロード)で「ブースト」機能をインストールすると、トルクが71.3Nmに向上し、0-100km/h加速は5.3秒までパワーアップするというポイント。また、レベル3の自動運転にも対応しているため、許されるエリアでは人気が出ることも間違いないでしょう。 3列シートを備えたスタイリングもSUVとして破綻のないもので、チーフ・ブランド・オフィサーによれば「KIAに対して抱くイメージを再構築し続ける助けになる」とのことで、今後のスタイリングアイコンを担っていくものと思われます。
スポルテージ プラグインハイブリッド
KIA人気の起爆剤となったのが、ミドルクラスSUVのスポルテージかもしれません。4代目(2015-2021)のディーゼルエンジン+48Vマイルドハイブリッドは、その価格や経済性から大ヒットとなり、現行の5代目もまた北米と欧州でバカ売れしている模様。初代スポルテージはマツダ・ボンゴをベースとしていたと聞くと、だいぶイメージが変わったといわざるを得ませんね(笑)。 韓国製SUV初の12.3インチパノラマディスプレイをはじめ、360°アラウンドビューモニター、リモートスマートパーキングアシストなど、これまたユーザビリティにも抜かりなし。また、スマートストリームと名付けられたターボ付きパワートレインは合計261馬力を発揮しつつ、USレベル2規格の急速充電に対応し約2時間でフル充電! スマホを使った便利機能もリモートによる空調設定や、自車の居場所を教えてくれるなど羨ましいばかりの充実ぶり。それでいて、3万9690ドル~というお値打ち価格ですから、人気が出るのも納得です。