韓国・航空機事故「救助活動中の消防士殉職」はAIによるデマ動画だった
【01月04日 KOREA WAVE】韓国・務安国際空港で発生した済州航空機事故の対応中に消防士が殉職したとする動画が、AI技術を使ったディープフェイク(虚偽映像)であることが判明した。 韓国消防庁は3日、公式声明を出し、「済州航空事故の救助活動中に殉職した消防士はいない」としたうえ「YouTubeに投稿された『務安空港の最後の手』という動画は虚偽だ」と断じた。 この動画はあるYouTubeチャンネルに投稿されたもので、事故当時の救助活動で消防士が炎の中に飛び込み、後に殉職して追悼される様子が描かれていた。 事実に基づかない虚偽内容だったにもかかわらず、動画は投稿後すぐに拡散し、「いいね」が4000件以上、コメントも400件以上集まった。現在は削除されている。 ディープフェイク技術を悪用した虚偽動画が急速に拡散する状況は、事故や災害対応への混乱を招く危険があるため、事実確認が重要だと専門家らは指摘している。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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