サンフレッチェ広島の中野就斗　撮影：中地拓也

　J1サンフレッチェ広島の中野就斗が決めた豪快なゴラッソ弾に驚きと称賛の声が集まった。 ■【動画】「なんじゃこりゃあああ」「弾丸じゃん」「ネット破けますわこんなん」とファン驚愕! J1広島の24歳・中野就斗の強烈すぎる“どっかんミドル弾”■ 　10月19日に行われたJ1リーグ第34節で、首位を走る広島は敵地・レモンガススタジアム平塚に乗り込んでベルマーレ湘南と対決した。その前半28分、右ウイングバックとしてスタメン出場した売り出し中の24歳が、スタンドを沸かせる。 　左サイドからの攻撃。MF川辺駿の突破は相手DFに止められるも、そのこぼれ球を拾ったFW加藤陸次樹が、そのままドリブルでペナルティエリアの角まで持ち上がって相手DFを引き付けると、その間に大きく空いた逆サイドのスペースに中野が攻め上がる。 　そして加藤からサイドチェンジのパスを受けた中野は、右足トラップで前方にバウンドさせると、ボックス内に入ったところから思い切りよく右足を振り抜いた。その瞬間、「ドスン!」という音が響くとともに、凄まじい勢いの弾丸シュートがニアサイドを抜いてゴールネットに突き刺さった。 　このゴールをDAZN日本語版公式エックス（旧ツイッター）が「名前の如く強烈なシュート」と題して公開すると、次のようなコメントが寄せられた。 「なんじゃこりゃあああ」 「中野のシュートえぐっ!!!弾丸じゃん」 「ネット破けますわこんなん」 「これ時速なんぼ出てんのwwwwwほんまに化け物すぎるwww」 「中野選手最高!!代表でも見てみたい!」

■今季5得点5アシスト、代表選出を求める声

　東京都出身の中野は、2000年6月27日生まれの現在24歳。桐生第一高校から桐蔭横浜大学を経て2023年に広島に入団した。本来は優れた対人能力を活かした守備力が魅力のセンターバックだが、ミヒャエル・スキッベ監督から右ウイングバックに配置されて新境地を開き、入団2年目の今季は3バックの一角でもプレーしながら優れた攻撃能力を発揮。8月25日の第28節の柏レイソル戦では、後方から50mスプリントで攻め上がった末にゴールを決めて「まるでセルヒオ・ラモス」と実況されて話題になった。 　この日の強烈ミドル弾で、今季5得点5アシストとなった中野。試合は後半3分に追い付かれると、終了間際に2点目を決められて1－2の逆転負けとなったが、中野個人の評価はさらにアップする試合になった。すでに多くのファンが求めている代表選出の声も、さらに大きくなりそうだ。