チェーン店の最強「親子丼」対決! 『なか卯』と『から好し』の親子丼はどっちが旨いのか食べ比べてみた
『なか卯』の「親子丼」の味わいは?
『なか卯』の「親子丼」(450円)のこだわりは、公式HPによれば、「厳選した鶏肉とこだわりの玉子、秘伝の割り下」。また、作り方にもこだわりがあり、「黄身と白身は混ぜずに切ってたまごが半熟のふわとろに仕上げる」そうです。 ビジュアルは、玉子の色がまず違います。『から好し』の黄色っぽい親子丼に比べるとオレンジ色が強め。高級感を感じる色合いと雰囲気です。さらに卵のとじ方も『から好し』よりかなり緩めで、ふわとろ感があります。
鶏肉は『から好し』よりは小さめながら、数えてみると10個も入っていました。 食べてみると、玉子とじ部分は、卵のコクが強くてまろやか。また出汁は薄味ながらしっかり効いています。そして鶏肉がとてもやわらかくて、ゆるめの卵とじとのバランスが非常に秀逸です。 卵が緩めにとじられており、つゆも多めなので、下のごはんはまるでつゆだくの牛丼のように、最後はかきこむようにスルスルっと食べられます。
まとめ
というわけで、両者の違いをまとめてみます。 『から好し』の親子丼は、鶏肉や卵とじがしっかりしているため、おかずとごはんを食べている感覚ですが、『なか卯』の「親子丼」は、卵とじがゆるいので、アタマとご飯の一体感があって、どちらかというと“卵かけご飯”的な印象が強めです。 『から好し』はガッツリ系の親子丼、『なか卯』はサラッと上品&あっさり系の親子丼と言えそうです。表現を変えるなら、鶏肉が好きなら『から好し』、卵が好きなら『なか卯』といった選び方もできそうです。 筆者の個人的な意見は、今まで『なか卯』の親子丼が大好きだったのですが、今回、『から好し』の親子丼を食べてみて、なり優秀な親子丼であることを発見できました。未食の人は、ぜひ一度食べ比べて好みの親子丼を探してみると楽しいですよ。
撮影・文◎土原亜子