おばあちゃんに胃袋を掴まれた1歳の息子さん

　祖父母が孫をやさしく見守る姿は、見ているだけで癒され、SNSでも人気を得ている。祖母が作ったおでんを食べて、あまりのおいしさに至福の表情を見せる1歳児の姿が大きな反響を呼んだ。一方、箱からティッシュを出し続ける1歳児とそれをひたすら片付ける81歳のひいおばあちゃんの動画が、400万回再生を超える反響を呼んだ。そんな様子を見守る2組のお母さんに聞いたエピソードを、改めて振り返る。 【動画カット】「うっんまーって聞こえてきそう」顔でおいしさを伝える息子さん ◆胃袋を掴まれて幸せそうな表情の息子「また作っちゃらな～！」とおばあちゃんも大喜び 　祖母が作ってくれたおでんをお皿を抱えながらおいしそうに食べる1歳の息子さん。出汁をしみじみと味わい至福の表情を浮かべる姿に、「相当おいしいのが伝わる」「作り甲斐ある」「みんなが幸せになるお顔」「味が分かる男」「うんまーって聞こえてきそう」などのコメントが寄せられ、大きな反響を集めた。 　共働き夫婦のため、息子さんを祖母に預かってもらうことも多かった。離乳食の時からご飯を食べさせてもらい、すっかり胃袋を掴まれている幸せそうな息子さんの顔を祖母に見せたくて、お母さんは今回の撮影を決意したという。 「息子の表情を見て、『また作っちゃらな～！』とばあちゃんは喜んでくれていました」 　息子さんはひょうきんなタイプで、日頃からこのような表情を見せることも多い。 「慣れた人の前では、百面相のように色んな表情を見せたり踊ったりします。でも、急にOFFになります（笑）」 　7歳上の兄がいるが、不器用で上手く立ち回ることができず、時に勘違いされてしまうこともあるが、虚勢を張っているだけで本当はやさしい子。一方の弟さんは、わがまま放題の自由人だそう。 「2人ともに共通しているのは、ビビりなところと、やりたいこととやりたくないことがハッキリしていて、それを全面に出してくるところですね」 　弟さんが産まれて一緒に布団で寝るようになった頃、「お兄ちゃんが守ってやるからな」と寝ている弟さんに声をかけるお兄さんの姿を見て、「長くひとりっ子として甘えていた子がお兄ちゃんになったんだな」とお母さんは感動したという。 「働きながらの子育ては本当に大変で、実家や保育園などの助けを借りながらやっと成り立っています。2人には助けてくれる周囲の人に感謝の気持ちを持って、素直に気持ちを伝えられる人になってほしいです」