文字起こしや要約もできるボイスレコーダー。「PLAUD NotePin」を使ってみた
「ボイスレコーダーとしてしばらく使ってみよう」と思っていたが、気がつけばアクセサリーのように毎日身につけている。 【全画像をみる】文字起こしや要約もできるボイスレコーダー。「PLAUD NotePin」を使ってみた ナイスビルド(Nicebuild)製のAIボイスレコーダー「PLAUD NotePin」は、良い意味で存在感がなく、時々その存在を忘れてしまいそうになる。 それでいて録音はもちろん、生成AIを用いた文字起こしや要約、マインドマップの作成に対応するなど、機能面も充実している。 コンパクトでハイテクなPLAUD NotePinを発売前に数週間試用してみたので、その使用感を紹介したい。 PLAUD NotePin メーカー:ナイスビルド 発売時期:2024年12月上旬(予定) 直販価格:2万8600円(税込)
使わない日でも身につけたくなるデザイン
PLAUD NotePinは金属製のカプセル形状で、サイズは約51×21×11mm(公称値)。親指と人差し指でつまめるような小ささだ。 マグネットピンが付属しており、ポケットのない服でも装着できる。そして、早期予約特典として付属するアクセサリーキット(6500円相当)にはクリップ、ネックストラップ、リストバンドが含まれ、身につけるバリエーションがさらに広がる。 筆者が特に気に入ったのはネックストラップだ。シンプルなデザインのペンダントのようになるので、PLAUD NotePinを使う予定がない日も、首にかけて外出している。 外側にはボタンなどが一切ない。ただ操作は簡単で、PLAUD NotePinの中央を押すと録音が始まり、再度押すと録音が終わる、というシンプルな仕組みだ。
録音転送後は文字起こしや要約、マインドマップの作成も可能
PLAUD NotePinの真価は録音時より録音後にある。 録音データをもとにクラウド上で文字起こしや要約、マインドマップ作成ができるからだ。 録音したデータは、BluetoothやWi-Fi経由でスマートフォンのアプリに送られ、アプリからクラウドにアップロードされる。 録音データから、「文字起こし」か「要約」、「マインドマップを作成する」かどうかはユーザー側が選ぶ仕組み。 無料の「スタータープラン」では月間300分までの音声データの文字起こしや要約に対応。有料の「プロプラン」(月額1980円または年額1万2000円)を契約すれば、制限が月間1200分になる。 会見取材などもある記者は、最初「(無料プランの)月間300分では足りないかもしれない」と考えていた。だが実際は、20~30分程度の録音データを週1~2回という筆者の使い方であれば、今のところは無料プランで事足りている。 なお、音声からの文字起こしはOpenAIの文字起こしAI「Whisper」が活用されている。また、要約はOpenAIの「GPT-4o」か、Anthropicの「Claude 3.5 Sonnet」から選べる。
松本和大