山下美夢有と竹田麗央も挑戦表明 米女子ツアーの予選会とは?
2025年の米国女子ツアーの出場権を争う予選会(Qシリーズ)は、シード権などの年間の出場資格を持たない選手が参加する。8月末のプレクオリファイイングトーナメント(1次予選会)で始まり、10月のクオリファイイングトーナメント(2次予選会)、12月のファイナルクオリファイイングトーナメント(最終予選会)を実施。最終予選会の上位25位タイまでの選手が出場優先資格の「カテゴリー14」に入り、限定的な出場機会が与えられる。 【画像】渡米前の一戦に臨む原英莉花 1次予選会は世界ランキング401位以下の選手や下部エプソンツアーの下位選手らが参加。4日間72ホールのストロークプレーで、日本勢はアマチュアの伊藤二花をはじめ、山口すず夏、横山翔亜(とあ/アマチュア)、深谷琴乃が通過した。 2次予選会は15日(火)からフロリダ州のプランテーションG&CCで行われる。36ホール終了時点で予選カットがある4日間競技で、72ホールを回り切った選手には下部エプソンツアーの出場権が付与される。通過人数は未定。昨年は40位タイまでの選手が突破した。 今季米女子ツアーのポイントレース(レース・トゥ・CME グローブ)151位以下(アーカンソー選手権まで)、8月13日時点での世界ランク400位以内、世界アマチュアランキング10位以内の選手らが加わる。国内ツアーからは原英莉花、神谷そらが挑戦を表明した。 最終予選会は12月5日(木)からアラバマ州マグノリアグローブGCを舞台にする5日間90ホール競技。72ホール終了時点で予選カットを実施する。年間ポイントレースで101位~150位(アーカンソー選手権まで)の選手、10月8日時点での世界ランキング上位75位以内の選手らが追加され、25位のボーダーラインを競う。 岩井明愛と岩井千怜、山下美夢有、竹田麗央が参戦の意向を示した。レギュラーツアーのポイントレースで132位の吉田優利、下部エプソンツアーのランクで現在18位の馬場咲希は主戦場で来季の出場権を得られなかった場合、最終予選会から参加できる。 日本勢は2021年末に古江彩佳と渋野日向子、22年に勝みなみと西村優菜が8日間144ホールの長丁場を経て翌シーズンの出場権をつかんだ。昨年は6日間108ホール競技で、西郷真央と吉田が20位タイまでのハードルをクリアして今季本格参戦した。