竹田麗央4冠 同郷先輩“桃子魂”受け継ぎ来季も飛躍 21歳決意新たに「メジャー上位」
日本女子プロゴルフ協会の表彰式「JLPGAアワード2024」が17日、都内のホテルで行われ、年間女王の竹田麗央(21=ヤマエグループHD)が年間最優秀選手賞、賞金ランク1位など個人で最多4冠に輝いた。壇上では特別功労賞を受賞した07年女王の上田桃子(38=ZOZO)に花束を贈呈。プロ生活に一区切りをつけた同じ熊本出身の先輩から“桃子魂”を引き継ぎ、米ツアーに参戦する来季に向け決意を新たにした。 ピンクの帯を締めた振り袖姿で登壇した竹田は身の引き締まる思いだった。今季ツアーを撤退した上田に花束を贈呈。ともに都道府県別で唯一、3桁のツアー通算155勝を誇るゴルフ大国熊本出身で女王同士でもある。「寂しいけど桃子さんの格好いい姿がプロを目指したきっかけ。今度は自分がそういう立場になれるように」と誓った。 プロ3年目の今季は8勝を重ねて年間女王に輝いた。初優勝は、幼少期から大勢の観客を引き連れる上田の姿を見てきた地元での大会だった。その上田から「活躍が楽しみ」とエールを送られ、新天地で迎える来季に向け「メジャーの5大会で上位でフィニッシュできるよう頑張る」と決意を新たにした21歳。尊敬する先輩の魂を受け継ぎ、海を渡る。