もはやサンドバッグ状態!外交で惨敗した石破総理に待ち受ける「東京都連裏ガネ疑惑」
人付き合いが苦手な石破総理は、外交の場でも人見知りぶりを発揮してしまった。失意のうちに帰国するも、今度は少数与党として、国会で野党と向き合わねばならない。総理は夜もロクに眠れず……。 【マンガ】工事現場の「交通誘導員」はいくら稼げる? 驚きの最高月収
まさに内憂外患
11月21日、政府専用機で羽田空港に降り立った石破茂総理の足取りは重かった。南米での外遊で、なんの外交成果も上げられずに帰国したからだ。 総理就任後2度目の外交は初手からつまずいた。APEC首脳会議で、会議前に各国首脳らが和気あいあいと立ち話をしている中、ひとり席についたまま、俯いてスマホをいじる姿が物議を醸した。 中国の習近平国家主席との初会談では、習氏が差し出した右手を両手で握り返し、まるでへりくだっているかのような印象を残した。 翌16日には、日系人として初のペルー大統領となり、今年9月に亡くなったアルベルト・フジモリ氏の墓を訪れるも、事故渋滞に巻き込まれ、APEC閉幕に合わせた集合写真の撮影に間に合わなかった。 それだけではない。G20サミット後の帰路で模索していたトランプ次期大統領との面会も断念に追い込まれた。全国紙の政治部記者はこう話す。 「安倍政権や岸田政権は、内政でマイナスがあっても、外交で補うことができました。しかし、石破総理にはそれもできそうにない。トランプ次期大統領にも短命政権で終わると見切られ、相手にされていないのでしょう」
臨時国会でも総理に困難
まさにふんだり蹴ったりの外遊だったが、帰国後も石破総理には厳しい現実が待ち受けている。まずは11月28日から始まる臨時国会だ。 そもそも衆議院の予算委員長のポストを立憲民主党に取られてしまったため、与党の思うように予算審議が進まない可能性が高い。旧二階派の中堅議員が語る。 「予算委員長には立憲の安住淳さんが就きましたが、これは森山裕幹事長の入れ知恵でしょう。森山さんは安住さんと同じ時期に国対委員長を務めており、気脈を通じている。『審議はとことんやってもいいが、予算は年度内に必ず通す』という条件で予算委員長を安住さんに譲ったのではないか。 とはいえ安住さんが予算審議を取り仕切るため、これまでのように閣僚が答えに詰まったら事務方の答弁で逃げるなどといった戦術は使えなくなる。野党に厳しく追及され、支持率はジリジリと下がっていくでしょう」 さらに国民民主党が'24年度補正予算で、「103万円の壁」やガソリン減税への対応を迫っている。旧二階派の中堅議員が続ける。 「国民民主党の玉木雄一郎代表は、不倫報道からの名誉挽回のため、『103万円の壁』の引き上げを強硬に主張してきている。税制が絡むので、政調と税調それぞれで協議を続けていますが、苦労して話をまとめても、国民民主党の得点となるわけだからたまらない」