横浜流星の逃亡シーンに吉岡里帆ビックリ「スタントの人じゃないんだ」
横浜流星、吉岡里帆、森本慎太郎(SixTONES)、山田杏奈が18日、東京ドームシティ クリスタルアベニューで開催されたトークイベント&イルミネーション点灯式に登壇。公開が目前にせまった映画『正体』(11月29日公開)についてトークセッションを行い、全長15メートルのクリスマスツリーへキャスト全員で明かりを灯した。 映画『正体』の原作は、染井為人による傑作小説「正体」。日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けたが脱走し潜伏を続ける主人公。脱走した殺人事件の容疑者を追う刑事が、逃走先で容疑者と出会った人々との取り調べから、まるで別人のような新たな人物像に出会う様を描くサスペンスエンタテイメント作品。本作のメガホンをとったのは、『余命10年』(2022年公開)、『青春18×2 君へと続く道』を手がけた藤井道人監督。 逃走を続ける主人公の鏑木恵一を演じた横浜流星をはじめ、鏑木の無実を信じる沙耶香を演じた吉岡里帆、鏑木を犯人ではないかと疑う和也を演じた森本慎太郎、鏑木に恋心を抱く舞を演じた山田杏奈が、トークイベント&イルミネーション点灯式に参加した。 横浜流星は、「11月29日公開でまもなくということで皆さんに見ていただきたい気持ちでいっぱいです。宣伝活動のできる限りのことはやってきました。公開まで最後の最後までできることをやって皆様のもとへ羽ばたいてくれたら嬉しいなと思います」と挨拶。 本作のここがすごいところは?と聞かれた横浜は、「皆さんがこの『正体』の予告を見てどう捉えているのかっていうのはわからないんですけど、死刑囚が脱獄して、彼の正体は何者なのかっていう話だけではなくて、脱獄した彼が、先々で人々に出会って生きる希望への話なんです。サスペンス要素あるんですけど、ヒューマンなエンタメなんです。そのバランスというのはすごいところだと思いますし、本当に見ていただきたい作品になっています。いろんな側面があって、見方によって楽しみ方、感じ方が変わるので、何回も見てもらえたらまた違った楽しみ方ができる」と語った。 また、吉岡は本作で印象的だったことについて、鏑木と沙耶香が過ごすマンションでのシーンを挙げた。「劇中で横浜さんがマンションから飛び降ります」と話すと、「マットは敷いてあるんですけど、とはいえやっぱり撮影でなかなかあそこまでする方に、私はお会いしたことはないので『スタントの人じゃないんだ』」とビックリ。 そのシーンについて横浜は、「逃げるためにはそこまでしなきゃいけないんです。何回もやったので足は痛かったんですけど、鏑木はもっと痛みを感じてるわけで、この痛みを感じられるのは鏑木として生きられている証拠。マンションからの逃亡シーンというのは一連で撮っているので臨場感だったり、緊張感というのは味わえるので、見どころの一つなのかなとは思います」と撮影を振り返った。