小松大谷が明豊下して甲子園初勝利!強打の2年生が逆転打放ち3度目の正直!次戦は大阪桐蔭と対戦へ!【24年・夏甲子園】
<第106回全国高校野球選手権大会:小松大谷8ー4明豊>◇8日◇1回戦◇甲子園 3年ぶり夏の甲子園出場の小松大谷(石川)が8対4で明豊に勝利。3度目の出場で初となる聖地での1勝を掴み取った。 【トーナメント表】甲子園大会2日目第一試合までの結果一覧 6回に勝ち越しを許し迎えた7回、明豊のエース右腕・野田 皇志投手(3年)から無死一、二塁のチャンスを作ると3番・田西 称内野手(2年)が打席へ。「2打席凡退をしていたので、なんとか打ちたかった」と右中間へ2点適時三塁打を放って逆転に成功。さらには主将で4番を務める東野 達捕手(3年)も右前への適時打で続いて得点を重ねた。 8回にも二死一、三塁で田西が初球を振り抜き追加点をあげると、続く東野も「しっかりと球数を投げさせて、好球必打を心がけた」と3ボールから甘く入った直球を左前へはじき返し、点差を広げた。中軸の活躍に応えたい投手陣も、2番手でマウンドに上がった竹本 陽(3年)が3回0封の好リリーフ。終盤に見事な集中力を見せて待望の甲子園初勝利を掴み取った。 試合後、逆転打を放った田西は、「甲子園初勝利を刻む事ができて嬉しい」と振り返る。西野 貴裕監督も「チーム打率を見れば分かるように打てるチームではない。明豊投手陣にここまで打てるのは嬉しい誤算です」と16安打を放った打線を称えていた。 打撃だけでなくリード面でもチームを支えた東野は「本来は守って粘り強く勝つチーム。そこを大事にしていきたい」と試合後も冷静だ。次戦は優勝候補の一角でもある大阪桐蔭と対戦。どんな戦いを見せるのか注目したい。