【フィギュア】マリニン、SP105・43点で貫禄首位「自信あった…非常に満足」連覇へ好発進
<フィギュアスケート:GPファイナル>◇6日(日本時間7日)◇フランス・グルノーブル◇男子ショートプログラム(SP) 【写真】演技中に笑顔を見せるマリニン 【グルノーブル=松本航、松本愛香通信員】2連覇がかかるイリア・マリニン(20=米国)が105・43点で首位発進を決めた。 冒頭の4回転フリップを出来栄え点(GOE)で3・61点の加点を導くと、トリプルアクセル(3回転半)も成功。3本目には大技4回転ルッツ-3回転トーループも降りた。フライングシットスピン、ステップシークエンスは4段階の判定で上から2番目の「レベル3」となったものの、2位の鍵山優真には11・94点差をつけた。「氷上に出る時から本当に自信があった。良い気分で演技に100%集中することができた。スコアにも非常に満足している」と充実感を漂わせた。 今季のGPシリーズでは第1戦スケートアメリカ、第2戦スケートカナダで2連勝し、一番乗りで上位6人によるファイナル進出を決めた。今月2日に20歳を迎えたばかりで「誕生日は1日中練習していたので、普通の誕生日だった」と笑顔。6種類の4回転ジャンプを操る世界王者は「氷上に立つ時に自信が持てるようになったことが大きな成果」と堂々とフリーに挑む。