佐々木尽、ラスベガス合宿へ出発 「自信をつけて帰ってきたい」 次戦は近日中に発表
プロボクシングの東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック(AP)ウエルター級王者の佐々木尽(23)=八王子中屋=が21日、成田空港発の航空機で米ネバダ州ラスベガス合宿へ出発した。約3週間の予定で、元世界4階級制覇王者の井岡一翔(35)=志成=が師事するキューバ系米国人の名伯楽、イスマエル・サラス・トレーナー(67)のジム、サラスボクシングアカデミーでスパーリングを行う。 佐々木は「今日から3週間ラスベガスで合宿に行ってきます。怪我など手術でラスベガスとかなかなか行けませんでしたが、ようやく行ける日がやってきました。あの時はもうボクシング人生終わりだとかも思ったりはしましたが今こうして活動できている、すごく緊張感などがあって目標に向かっているこの瞬間がすごく楽しいです。アメリカで3週間という間ですが全力で本気で過ごして色々と勉強、学んで自信をつけて帰ってきたいと思います。行ってきます!」と所属ジムを通じてコメントした。 9月3日に東京・有明アリーナで、東洋太平洋8位、WBOAP10位だったカミル・バラ(オーストラリア)の挑戦を受け、7回TKO勝ち。WBOAP王座4度目、東洋太平洋王座初の防衛に成功した。世界ランキングはIBFとWBO3位、WBAとWBC4位と4団体すべてでトップ4入りしており、日本選手が世界王者になったことがないウエルター級で世界初挑戦を見据えている。次戦は近日中に発表される予定。 プロ戦績は佐々木が20戦18勝(17KO)1敗1分け、バラが18戦15勝(8KO)2敗1分け。