移住者が急増するドバイのヤバすぎる環境…日中外に出ると熱波で焼かれてしまう…!
夏は灼熱の太陽に焼かれる
実業家・投資家として知られる与沢翼氏は、「ドバイは、経済的メリットが大きい分、生活面では苦労もある」と話す。与沢氏は'21年に5億円の大豪邸をドバイに建てたが、'24年に11億円で売却。23戸持っていたドバイ不動産のうち既に16戸を売却しており、ドバイで経済的に大きな成功を得たという。「個人的には、ドバイの生活はよかった」と話す与沢氏に、あえてドバイのデメリットを挙げてもらった。 「その理由は主に2つあります。一つは、異次元の暑さ。日本でよく『○○年ぶりの猛暑』といったニュースが出ると思いますが、その暑さのレベルをはるかに超えます。最も暑い8月は平均気温が約36度で、人間が外で生活できる環境ではありません。陽ざしの下では肌が痛く、ハロゲンヒーターで四方からあぶられているような感じです。 私には子供が3人いますが、日中は外で遊ばせることができません。サッカーなどの習い事も朝6時くらいから練習や試合が始まり、9時までには終わります。日中に外で遊べるのは、11~3月の間だけです。4~10月は室内の冷房環境のみで過ごすことになります。 そしてもう一つの理由が砂です。ドバイは砂漠のど真ん中にできた都市で、空が砂塵で真っ白になっていることもしばしば。私が'16年に移住してきたときは、妻がよく咳をしていました。子供が気管をやられて喘息になり帰国したという話も聞いた。 私は特に気になりませんが、合わない人はいるかもしれない。また年配の人の中には『人工的な建造物ばかりで、自然が少なく、こんなところには住めない』と言う人もいました。そういう意味で若者に向いた都市と言えるかもしれません」 『物価は日本の5倍、道路では高級車が爆走…移住需要が高まるドバイの「意外な一面」』では、引き続きドバイの負の一面を紹介する。 「週刊現代」2024年12月7・14日合併号より
週刊現代(講談社・月曜・金曜発売)