移住者が急増するドバイのヤバすぎる環境…日中外に出ると熱波で焼かれてしまう…!
世界中の富豪が集まる中東・ドバイ。日本からもシン富裕層と呼ばれる人々が押し寄せている。そんな華々しい一面とは裏腹に、悲痛な叫び声を上げる人々がいた。知られざるドバイのリアルに迫った。
ドバイから突如帰国した容疑者
京都府警は11月7日、男女の性器が映ったわいせつな動画データを不特定多数の者が閲覧できる状態にしたとして、インターネット動画投稿サイト「FC2」創業者の高橋理洋容疑者(51歳)を逮捕した。 容疑が浮上したのは'13年6月で、「FC2」に捜査のメスが入ったのは'14年9月。高橋容疑者は「FC2」で得た巨額の富をもとにドバイなどで“逃亡生活” を送っていたが、10年ぶりに突如帰国し即逮捕された。 逮捕されることがわかっていながら、それでも日本へと帰って来たのはなぜか。 関係者によると高橋容疑者は、「もうドバイにはいたくない。日本に帰りたい」と周囲に嘆いていたという―。
ドバイへ移住する「シン富裕層」
ドバイは'71年に6の首長国とともにアラブ首長国連邦を結成し、経済特区と大規模な港で、急速な発展を遂げてきた。 '10年代後半からは、所得税や法人税、不動産売却益の課税免除といった税制優遇を目当てに世界中から富豪が殺到。日本からも「シン富裕層」と呼ばれる人々がドバイに押し寄せている。海外移住コンサルタントの大森健史氏が解説する。 「シン富裕層のタイプは大きく分けて3つあります。複数の小規模会社に出資・経営しているが実務は若い人材に任せて、自身はアドバイザーとして低額の報酬を得るようなアメーバ・ビジネスオーナー型。インターネットをフル活用し、情報商材や動画配信などの新しい分野に飛び込んで稼いできたファーストペンギン型。乱高下する暗号資産を辛抱強く持ち、巨額の資産を手にした暗号資産ドリーム型です。 彼らは従来の富裕層に比べ時代の波に乗ってお金を稼いだタイプで、フットワークが軽い。儲けた資産を非課税で不動産に変えることができるドバイは、シン富裕層にとって最高の場所だったと言えるわけです」 カネ持ちの楽園というイメージにつられて、次々とドバイに移住するシン富裕層たち。だが、安易に移住して、予期せぬ現実に直面する人も少なくない。冒頭の高橋容疑者がそうだったように、ドバイのあまりの住みづらさに打ちのめされてしまうカネ持ちが続出しているのだ。