【FC東京】俵積田晃太「得点が取れていないので、いい気持ちはしない」現状打破へ壁を打ち破る
FC東京は26日、本拠地・味の素スタジアムで札幌と対戦する。FW俵積田晃太(20)が、5月の同カード以来の今季2点目に向け、「前回の札幌戦のようにクロスにも飛び込んでいきたい」と意欲を示した。リーグ戦は半分を折り返し、ここから後半戦が始まる。変幻自在のドリブラーが現状打破へ、壁を打ち破る。 ◇ 前半戦を6位で折り返し、勝負の後半戦が幕を明ける。今季リーグ19試合中17試合1得点とコンスタントに試合出場を続けてきた俵積田だが、「得点が取れていないので、いい気持ちはしない」と言って首を横に振る。それでも、周りの雑音は気に留めず「自分のできることを少しずつ改善していきたい」と、自身に矢印を向けてトレーニングに汗を流してきた。 今季初得点を挙げた札幌戦を含む5月にはJ1月間ヤングプレーヤー賞を受賞。その勢いを再び取り戻したいところだろう。だが、相手チームもこのドリブラーを止めようと対策を講じてきている。 「今までよりドリブルで抜いてもすぐに敵が来る。カバーが2枚、3枚いる。そういうところの判断ももっとうまくなっていきたい。それでも抜いていくのが自分の目指すべき姿。全部がそれだと良くはないので、周りもうまく使いながらやりたい」 プロ2年目がさらに一皮むければ、東京の攻撃の鋭さはもう一段階増すはずだ。その自覚もあるからこそ、雌伏の時を過ごしながらも「自分がしっかりとできるように主体的にやっていきたい」と模索を続ける。雄飛に備え、俵積田はその羽をしっかりと整えている。
中日スポーツ