４日、米ホワイトハウスで、バイデン大統領（右）から「大統領自由勲章」を授与されるヒラリー・クリントン元国務長官（ＡＦＰ時事）

　【ワシントン時事】バイデン米大統領は4日、ホワイトハウスで、1968年に暗殺されたロバート・ケネディ元司法長官やヒラリー・クリントン元国務長官らに文民最高位の「大統領自由勲章」を授与した。 　19人の受章者に対して「米国の文化と理想を実現するために『神聖な努力』をささげた」とたたえた。 　ケネディ氏はケネディ元大統領の実弟。人種隔離政策と闘い、貧困や不平等の問題などに取り組んだ。バイデン氏は「私が心から愛する、真の政治的な英雄の一人だ」と語った。 　ヒラリー氏はクリントン元大統領の妻で、米主要政党で初の女性大統領候補になった。「国務長官として世界で民主主義を擁護。大統領候補に指名されたことでさまざまな障壁を打ち破り、同時代の人々を鼓舞した」と評価された。 　このほか米プロバスケットボール協会（NBA）元選手のマジック・ジョンソンさん、アイルランド出身のロックバンド「U2」のボノさん、著名俳優のデンゼル・ワシントンさんやマイケル・J・フォックスさんらが受章した。