【バレー】VC長野が今季最後のホームゲームで待望の2勝目。1位・2位直接対決は2戦連続でサントリーがフルセット勝利 V1男子
バレーボールV.LEAGUE DIVISIN1MENは3日、沼津市総合体育館(静岡県)などで試合が行われ、前日の敗者がリベンジする対戦が目立った。沼津市体育館ではホームである東レがフルセットの激戦の末、ジェイテクトに破れた。最終セットは15-7と一方的な展開となった。ジェイテクトは昨日と異なり、最後までオポジットをスロベニア代表のOH、ウルナウトで貫いた。サイドも秦と藤中の守備力のいいアウトサイドで固めてこれも貫いた。MBは饒、福山、村山で調子がいい選手をまわしていった。 また、VC長野が待望の今季2勝目をあげた。最後のホームゲームとなる大会で、チケットは完売。前日の負けを踏まえて臨んだ1戦だった。またベンチも動き、年末までよく起用のあった中野竜を起用。35打数24得点、決定率も70%に迫る数字。川村慎二監督は「昨日の悔しさを、本日の試合でチーム全員が勝ちにこだわり戦い抜いてくれたこと、本当に嬉しく思います。ホームゲーム最終戦で皆さんに勝ちを見ていただけて本当に嬉しいです。アウェイが続きますが今後も応援を力にしたい」と意気揚々としたコメント。 昨季覇者WD名古屋は、クレク主将が復帰し4セットで50打数26得点。一方のJT広島は、勝ちをつかんだ前日の布陣から山本将平を外し、坂下純也がフル出場。セッターも金子がフルで上げた。第3セットまではすべてのセットでデュースという競り合う展開だったが、第4セットはJT広島の集中力が切れたのか、17-25というワンサイドで試合終了。 1位2位直接対決は、2戦目もフルセット、そしてサントリーの勝利となった。パナソニックは西田有志に加え、前日は途中まで切れのあるプレーを見せたアメリカ代表ジェスキーもベンチに下がる。代表の大塚達宣と、ウルフドッグス名古屋との対戦中に中継用カメラが落下して大怪我を負った仲本賢優がスタートに。オールラウンダーの大塚達宣が対角の仲本が守備よりのOHであることなどから積極的に攻撃型として役割をチェンジ。若手オポジットの西山も高いパワーのあるスパイクを打っていたが、流れの悪いところでベテラン清水、セッターの新を交代させ、流れを変えていた。山村宏太監督は「これだけ層の厚いパナソニックさんに勝てたのは、うちが「個の力」だけで勝っているわけでないところを証明した」と胸を張った。
◆V1男子3/3試合結果 WD名古屋3-1JT広島 東レ2-3ジェイテクト VC長野3-1ヴォレアス パナソニック2-3サントリー 東京GB3-0日鉄堺 ◆V1リーグ順位3/3 1 パナソニック 勝率0.88残4☆ 2 サントリー 勝率0.84残4☆ 3 WD名古屋 勝率0.72残3☆ 4 JT広島 勝率0.66残4☆ 5 堺 勝率0.5残4 6 東レ 勝率0.47残4 7 東京GB 勝率0.44残4 8 ジェイテクト 勝率0.34残4 9 ヴォレアス 勝率0.09残4 10 VC長野 勝率0.06残4
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