世界5位メドベージェフ “1番コート無敗”を維持しウィンブルドン初戦突破<男子テニス>
ウィンブルドン
テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は1日、男子シングルス1回戦が行われ、第5シードのD・メドベージェフが世界ランク88位のA・コバチェビッチ(アメリカ)を6-3, 6-4, 6-2のストレートで破り、2年連続6度目の初戦突破を果たした。なお、メドベージェフはこの勝利でウィンブルドンでの1番コートでの無敗記録を維持した。 【錦織 圭、ジョコビッチ、メドベージェフら ウィンブルドン組合せ】 世界ランク5位のメドベージェフは昨年のウィンブルドンで4強入り。準決勝でC・アルカラス(スペイン)に屈したものの自己最高成績を記録している。 そして1番コートで行われた1回戦、開始から3ゲームを連取したメドベージェフはその後サービスキープを続け終盤へ。サービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームではダブルフォルトやミスショットが続き0-40とされるも怒涛の5ポイント連取で凌ぎキープし第1セットを先取する。 続く第2セットでは互いにサービスキープが続く展開となるも第7ゲームで得た1度のブレークチャンスをメドベージェフがものにしセットカウント2-0と勝利に王手をかける。 そして第3セット、第1ゲームから4ゲームを連取したメドベージェフはサービスゲームでブレークポイントを与えず。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第8ゲームで3本目のマッチポイントをものにし、1時間47分で勝利した。 試合後、メドベージェフは「正直に言って、素晴らしい試合だった。最初の試合は決して楽ではなく、スコアが示唆するほど簡単ではない瞬間もあった。だから、自分のレベルには本当に満足している。1番コートでは負けたことが1度もないので、このコートでもっと多くの試合をプレーできればと思う」と語った。 「ここ(1番コート)で9、10試合くらいプレーしたけど1度も負けたことがない。今年は運が良くて、大会前にセンターコートで練習できたから、後で少し有利になるかもしれないけど、今は1番コートでプレーして楽しんで勝ちたい」 試合内容については「僕の記憶が正しければ、第2セットで本当にチャンスがあったのは1ゲームだけだった。少し運が良かったけど、彼のファーストサーブからのウィナーという、とても良いリターンをすることができた。試合全体を通して安定感を保つことができたことに満足している。次のラウンドが楽しみだね」と言及した。 勝利したメドベージェフは2回戦で世界ランク102位のA・ミュレール(フランス)と対戦する。ミュレールは1回戦、予選勝者で同71位のH・ガストン(フランス)を6-4, 7-6 (7-2), 7-6 (7-5)のストレートで下しての勝ち上がり。 同日には第1シードのJ・シナー(イタリア)、第3シードのアルカラス、第8シードのC・ルード(ノルウェー)、第10シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)、第12シードのT・ポール(アメリカ)らが2回戦に駒を進めた。
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