世界1位のS・シェフラーがマスターズ史上18人目の複数回優勝達成! 松山英樹は38位タイフィニッシュ
世界ランキング1位の優勝は通算7度目
◆米国男子プロゴルフ<マスターズ 4月11~14日 オーガスタナショナルGC(ジョージア州) 7555 ヤード・パー72> 【歓喜】スコッティ・シェフラーのウィニングパット<マスターズ2024最終日> これが実際の動画です
2年前のマスターズチャンピオンで、現在世界ランキング1位の実力者であるスコッティ・シェフラーとメジャー2冠のコリン・モリカワという組み合わせとなった最終日最終組。 ともに現在27歳の同学年であり、アマチュア時代からしのぎを削ってきた仲でもある。2人の差はわずかに1打。シェフラーにしてみれば、世界ランキング1位の意地があり、モリカワは生涯グランドスラムを狙ううえでマスターズ制覇は避けて通れない。激しい戦いが予想されたが、それを裏切るかのように、シェフラーが圧勝劇を見せた。
8番パー5を終えた時点では、シェフラーとモリカワは通算7アンダーで並んでいたが、9番パー4で明暗が分かれた。シェフラーがピンまで残り110ヤード地点から放った第2打は、ピン奥に落ちた後、傾斜とスピンを利用してピンに向かって転がってくる。ラインに乗っていたが、わずかにカップをかすめて10センチ先で止まる。それを沈めてバーディーを奪ったシェフラーに対し、モリカワはダブルボギーを叩く。この時点で2人の差は3打に開いた。 勝負所と見切ったシェフラーは攻撃の手を緩めない。10番パー4でもバーディーを奪い、一気に差を広げる。眼下の敵はモリカワからスウェーデンの若手、ルドビグ・アバーグに変わったが、勢いは止まらず、結局、7バーディー3ボギーの68でフィニッシュ。 初日から強風が吹き荒れていた今年のマスターズで通算11アンダーまでスコアを伸ばし、今大会2度目の優勝を飾ってみせた。 「どれだけスペシャルなことか言葉にするのは難しいけれど、長い 1 週間でコースもチャレンジングだった。この場所でグリーンジャケットを着て持って帰れることはとても特別なことだ」 世界ランキング1位の選手がマスターズを制したのはこれで7回目だが、複数回達成しているのはタイガー・ウッズとシェフラーだけ。これで今季は9試合に出場して3勝。トップテン入りは8回と驚異の数字を見せる。 当然、フェデックスランキング、賞金ランキングでも1位であり。さらに平均ストローク、パーオン率、パーブレーク率、平均バーディー数でも1位と隙はない。このまま、しばらくはシェフラー時代を築きそうな勢いだが、残り3つのメジャーをいくつ制するか期待がかかる。