飛騨高山の定番土産「さるぼぼ」 職人“半減”で在庫不足のピンチ 岐阜・高山市
「メイドイン飛騨」へのこだわり 作り手を増やすため“新たなさるぼぼ”を開発
分業制で、ひとつひとつ繊細な作業が必要な「さるぼぼ」は、地元での手作りにこだわっています。 オリジナル 中澤淳社長: 「お土産として買われている方が多いので、高山に来て作られているものが海外産だと、ちょっと寂しいんじゃないかと」 “メイドイン飛騨”にこだわり、中澤さんの会社を含めた3社で、20年ほど前に組合を立ち上げブランド化してきました。
「飛騨のさるぼぼ」を守りたいという思いで、中澤さんはこれまで、作り方を動画にするなど試行錯誤してきました。少しでも作り手を増やそうと、7月からは新商品「福々さるぼぼ」の製造もスタート。柔らかい素材を使うことで、最も難しい手足の綿入れの工程を簡単にしたのです。 オリジナル 中澤淳社長: 「昔ながらの伝統的な形はこれから先もずっと残していくべきだと思っていますが、作り手さんも作りやすくて、さるぼぼを作るのに入りやすいようなものとして、こちら(福々さるぼぼ)もあるかなと」 「手作り」を守りながらも、職人の人材確保に向けてアピールを続けます。