6速MT&三菱進化エンジン搭載!? 「斬新SUV」世界初公開! 59年ぶり全面刷新の新型「BJ212」とは? 中国で発表
現時点で新型212は純ガソリンのみとなりますが、発表会では将来的なハイブリッドモデルの投入も予告されました。 また、同じプラットフォームを用いた3ドアモデルや、ピックアップトラックも投入を予定しているとのこと。 新しくなった212ですが、その最大のライバルは関係を断絶したBAICのBJ40です。 BJ40は2014年にBAICが発売したオフロード車で、2023年には2代目モデルへと移行しました。 BJ40は14万元(約305万円)ほどで手に入る、安価で信頼性のあるオフロード車として若者を中心に人気を博しています。 現在は2.0リッターターボを搭載する2代目モデルに加え、2.3リッターターボと2.0リッターディーゼルターボが選べる初代モデルも併売している形となります。 BAWの初代212はその9.99万元(約217.5万円)という破格の安さが武器でしたが、一方で設計は1960年代のままという古臭さが否めませんでした。 2代目へフルモデルチェンジしたことでより現代的な見た目と装備を得たわけですが、価格は初代よりも高くなることが予想されます。 また、BAW自体は大きな自動車メーカーではなく、クルマ自体の質や信頼性は決して良いとは言えません。 そのため、クオリティで上を行くライバルたちと対等に戦うには、BAWは価格と勝負するしかないでしょう。 新型212の価格はまだ発表されていませんが、発売は年内を予定しており、近日中には明らかとなるでしょう。
中国車研究家 加藤ヒロト