元レアル・マドリード監督デル・ボスケ、グティに髪を切るよう命じて返された言葉は…「何も言えなくなってしまった」| ラ・リーガ
ビセンテ・デル・ボスケ氏(73)が、レアル・マドリーの監督を務めた時代を振り返っている。 レアル・マドリードを率いてチャンピオンズリーグとラ・リーガを2回ずつ制し、さらにスペイン代表の監督としては2010年南アフリカ・ワールドカップおよびEURO2012で優勝に導いたデル・ボスケ氏。フットボール界に名を刻む名将は『オフサイダー』とのインタビューに応じ、とりわけ思い出深い選手を問われて、フェルナンド・レドンド氏とマケレレ氏の名を挙げている。 「フェルナンド・レドンドは完璧な選手で、リーダーシップも発揮していた。彼はボールに何度も触ってパスを出す選手ではなく、ドリブルを仕掛ける中盤の選手だった。彼以外では、マケレレも挙げられるね」
デル・ボスケ監督はまた、レアル・マドリードの下部組織の責任者を務めている頃から見知っていた、グティ氏との思い出についても語った。不世出の天才MFに、やり込められた経験があるそうだ。 「グティはレドンドに似ていたね。彼には練習場で『少し髪を切れ』と言ったことがあるが、思い切り正論を返されてしまった」 「グティは『あなたが髭を剃ってくれるなら、僕だって髪を切るんですよ』と返してきた。私は『もう何も言えんよ』と降参するしかなかったのさ」