【デスク便り】知っておきたい!「来年のダービーに登録している牝馬たち」の名前
毎年、大みそかはJRAのホームページの「5大登録」のページを見ています。「5大登録」とは、桜花賞、皐月賞、オークス、ダービー、菊花賞のいわゆるクラシック競走の登録のこと。正式名称は「3歳馬5大特別競走」。来年へ向けた第1回の登録(各競走1万円の特別登録料)は10月25日に締め切られ、第2回の登録(同3万円の特別登録料)は1月24日、第3回の登録はそれぞれのレースの2週前(同36万円の特別登録料)に締め切られます。 【写真】5大競走すべてに登録している牝馬 第1回、第2回の登録がないと、第3回のときに追加登録となり、追加登録料200万円を支払わなければなりません。 第1回の時点では多くの馬がレース経験も少なく、あるいはデビュー前で、適性などもほとんどわかっていない状況。そんな状況で、それでも来年のクラシックを夢見て、各陣営が登録を行うわけです。 年末に確認するのは、元日付の日刊スポーツに「G1先取り予想」という企画があるので、そこへ向けた検討材料にもなるからです。 牡馬は最多で3競走までしか登録できませんが、牝馬は5大競走すべてに登録ができます。 ザッと確認したところ、“5大競走すべてに登録している牝馬”は、エピファランド(武幸)、エリカアンディーヴ(吉岡)、エリカエクスプレス(杉山晴)、サラニキケン(竹内)、ビップデイジー(松下)、母サライの6頭かな、と(見落としがあったら、すみません)。 ミストレス(矢作)、ラーナローザ(畠山)は菊花賞をのぞく4競走に登録。他にも桜花賞と皐月賞のみ登録している牝馬、桜花賞、オークス、菊花賞に登録している牝馬、桜花賞、オークス、ダービーに登録している牝馬など。牡馬だと、皐月賞、ダービーだけ登録してたり、ダービー、菊花賞だけ登録してたり、菊花賞だけ登録してたり…。 ウオッカ以来、牝馬のダービー制覇はありません。近年だと、サトノレイナスが挑戦し、今年はレガレイラが挑戦しました。来年のクラシックはどんなドラマが待っているのか。ダービーに登録をしている牝馬はそれだけオーナーたちの期待も大きい馬と評価できますし、逆にここでクラシック登録がない馬たちがクラシックに出てきたときは「想像を超える成長を見せた馬」と受け取ることもできます。来年が楽しみになる大みそかです。 【競馬デスク@大阪中之島】