吉田麻也“脳振とう”の危険性に言及「サッカー界ではものすごくシビアになっていると思います」
吉田麻也がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「吉田麻也のチャレンジ&カバー」(毎週月~金曜14:55~15:00)。リスナーの切実なお悩みや質問に、世界の一線で戦ってきた経験や思考を基に、吉田麻也が90秒でアドバイスを送ります! 12月7日(木)の放送では、近年スポーツ界で特に注意が払われている“脳振とう(のうしんとう)”について語りました。
<リスナーからのメッセージ> 「麻也さんは、気絶をしたことはありますか?」 吉田:(一般的に)貧血や事故、(何かに)ぶつかったりして脳振とうを起こすことはよくあると思います。センターバックというポジションは、よくヘディングで競り合ったりするので、(脳振とうを起こす人が)結構いるポジションなんですけど、幸いにも僕は1度もありません。また、脳振とうを起こすと、みんな「あれ? 今どうしたの?」って倒れながら言うんですけど、これって結構危ないことなんですよね。 今はサッカー界に限らず、スポーツ界全体の認識として、脳振とうを起こした後は、決められたルールに従って復帰のプロセスを踏まないといけないし、(完治したかどうかの)テストをクリアしなければならない、というふうになっています。たとえ選手が「大丈夫」と言ったとしても、ドクターが(試合に出るのを)止めさせて2週間は安静、(その期間は)飛行機にも乗れない、というパターンもあります。 (イングランドの)プレミアリーグは特に厳しくて、去年、僕の古巣(サウサンプトンFC)が、絶対に勝たないといけない試合でも、センターバックが(脳振とうを起こして)替えられました。それぐらい、サッカー界では脳振とうに対してものすごくシビアになっていると思います。 (TOKYO FM「吉田麻也のチャレンジ&カバー」2023年12月7日(木)放送より)