KADOKAWA夏野社長 サイバー攻撃被害などを謝罪「一切今後、こういうことがないように」
KADOKAWAの夏野剛社長兼CEO(59)が27日、MCを務めるABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月~金曜後9・00)に生出演し、同社をめぐるトラブルを受けて謝罪した。 【写真あり】KADOKAWA夏野社長 五輪汚職で支払った7000万円「全く不必要なものだったと認識」 同グループはランサムウエアを含む大規模なサイバー攻撃を受け、傘下のドワンゴが運営するニコニコ動画は復旧まで約2カ月かかった。またリークサイトに盗まれたとみられる情報がSNSを通じて漏えいするなど、大きなトラブルに発展した。今月は雑誌編集のライター、カメラマンの原稿料などを一方的に値下げしたとして、下請法に基づく勧告を受けた。 夏野氏はトラブル処理に奔走していたようで、平石直之アナウンサーから「お帰りなさい」と振られると、「皆さんに多大なご心配とご迷惑をおかけし、また今月には下請法とかね…本当に申し訳ないです。一切今後、こういうことがないように(する)」と頭を下げて謝罪した。 テロップには近畿大学情報学研究所所長との肩書が表示された。「今日は近畿大学の特別招聘教授として、KADOKAWAの社長ではなく、この番組に出演させていただいていますので」と説明。「皆さんに多大なるご迷惑とご心配をおかけして、本当に申し訳ありません。世の中すべてのことに謝っております」と、再び頭を下げた。 同番組への出演は6カ月ぶり。「自分の会社のことをいっぱい言いたいんだけど、言えない」とつぶやいていた。